大相撲九州場所で初優勝した小結貴景勝(たかけいしょう、22)=本名・佐藤貴信、兵庫県芦屋市出身、千賀ノ浦部屋=が千秋楽から一夜明けた26日、福岡県篠栗町の宿舎で会見し、「久しぶりに何も考えずに寝られた。優勝はたまたまとか、最初で最後と言われないよう、ますます頑張らないと」と話した。

 元貴乃花親方が日本相撲協会を退職したため、千賀ノ浦部屋に移籍した場所での初優勝。元貴乃花親方とは昨夜、電話で話したというが、内容については「具体的なアドバイスはなかった」と多くを語らなかった。

 小学校の時から父・一哉さんと二人三脚で稽古に励んできた。「少しは報われた。親孝行かは自分で言う立場じゃないけど勝ててよかった」と話した。

 来場所は大関昇進の足がかりをつかむ大事な場所になるが、「白星、黒星じゃなくて、質を高められたら。帰り道で後悔する相撲は取りたくない」と足元を見つめた。(金子智彦)