フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦フランス杯は25日、グルノーブルでエキシビションがあり、閉幕した。フリーから一夜明け、選手たちが試合とは一味違う演技を披露し、会場を沸かせた。

 ショートプログラム(SP)2位から逆転で女子優勝をつかんだ紀平梨花(関大ク)は、黒と紫のドレスで登場。ゆったりとした曲調に乗せて、16歳らしからぬ大人っぽい優雅な滑りで観衆を酔わせた。

 次戦は12月、GPファイナル(カナダ・バンクーバー)だ。「そう簡単ではないと思っている。帰ったらすぐ練習して、SPとフリーをノーミスでそろえることだけを目標にしたい」。平昌(ピョンチャン)五輪金メダルの同い年、アリーナ・ザギトワ(ロシア)との対決が待っている。

 女子2位の三原舞依(シスメックス)も鮮やかな青い衣装で情感たっぷりの演技。GPファイナルにはあと一歩届かなかったが、GPシリーズ自己最高順位を更新する節目の大会になった。ただ、「満足いく演技ができていないので、すごくすごく悔しい。ここで得た課題を(12月の)全日本選手権に向けて克服していけるように」と話した。

 本田真凜(JAL)はきらびやかなスパンコールの衣装で現れると、アップテンポの曲に乗せて笑顔いっぱいで滑った。氷上に寝そべったり、ジャンパーを途中で脱いだり。たくさんの仕掛けで歓声を集めた。