(24日、フィギュアスケート・フランス杯女子フリー)

 得点を見た瞬間、涙があふれた。NHK杯4位の19歳、三原舞依(シスメックス)は「最後まで滑り切れてよかった」。

 GPシリーズ参戦3年目で自己最高の2位。ただ、涙の理由は調整の失敗にある。「今までにないくらいウォームアップで動きすぎてしまって、足が空回りしている状態だった」。ショートプログラム(SP)首位発進に気負ったか。持病もあって体力面に課題を抱えている。中野園子コーチは「集中力の天才。体が動かない状態でよく滑り切った」とたたえたが、演技後半の3回転サルコージャンプが2回転になるミスをした。

 首位の紀平梨花(関大ク)との差は3・11点。狙い通りにジャンプを決めていれば、GP初優勝とGPファイナル(12月、カナダ・バンクーバー)初出場を手に入れたかもしれない。「でも、課題が見つかるというのは、もっと成長できるということ」。悔しさを胸にしまって、前を向いた。