ラグビー日本代表(世界ランキング11位)は24日夜、来年9月20日のワールドカップ(W杯)日本大会開幕戦で当たるロシア代表(同19位)と今年最後となるテストマッチを戦う。

 ロシアはもともと欧州予選3位でW杯出場権を逃していたが、予選1位のルーマニアが代表資格のない選手を予選に出場させていたとして出場権を取り消され、繰り上げられた。日本にとって格下だが、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)は「秋のツアーでロシア戦がいちばん大事な試合になる」と、選手に発破をかけてきた。

 W杯本番の開幕戦の相手で、W杯で目標の8強入りを果たすにはロシア戦を落とすわけにはいかない、というだけではない。SHの流は語る。「ニュージーランドやイングランド戦は誰がやってもモチベーションが上がる。こういう(英・グロスター)田舎町でのロシア戦は注目度が低くなる」。日本はモチベーションでプレーの出来が左右されるところがあり、6月のイタリア戦でも選手は気の緩みを反省していた。

 24日の先発15人のうち13人がイングランド戦にも出たメンバー。新戦力としてはSH茂野が先発するほか、リザーブにフッカー堀越、CTB梶村のサントリーの1年目コンビが待機する。ロックで先発する姫野は「フィジカルで圧倒してくるロシアをひっくり返すくらいのダメージを与えたい」と圧勝を期していた。

 W杯に向け手の内を隠したくなるのが本音だろうが、ジョセフHCは互いの強みをぶつけ合う試合になると予想する。日本はスピードやキックを使って相手を走り回らせて消耗させるラグビー、ロシアは世界でも屈指と言われる大柄な体格を生かしたコンタクトプレーで勝機を見いだしてくる。(能田英二)