競泳男子バタフライ100メートルで日本記録(51秒00)を持つ新潟県柏崎市の河本耕平選手(39)は23日、長岡市のダイエープロビスフェニックスプールであった市水泳協会親善公認記録会で「競技生活にひと区切りをつけたい」と、現役引退を表明した。日本記録樹立の舞台で、練習拠点としても親しんだプールで、今季の自己最高をたたき出す力泳で有終の美を飾った。

 河本さんはこの日、大学生や中高生9選手と一緒に、短水路(25メートルコース)を2往復するバタフライ男子100メートルに出場した。「応援や支援をいただいた地元で感謝の気持ちを表したい」と臨んだ記録は51秒01。2位を4秒余り引き離す圧勝で、短水路の日本記録に1秒41と迫る好記録だ。レース後「自分でもびっくり」と振り返った。日本記録を出した時と「会場の雰囲気が似ていた」。

 河本さんは柏崎市生まれで、4歳から水泳を始め、9歳で全国大会に初出場した。中越高校や中央大でも活躍したが、五輪出場はかなわなかった。2001年のユニバーシアードや08年の全米選手権、11年の世界選手権北京大会などを制覇、国体で8度の優勝を飾るなどアジア記録を含め14度、日本記録を更新した。