フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯で18日、表彰式があり、優勝した男子の羽生結弦(ANA)は松葉杖をつき、滑らずに表彰台に上がった。

 右足首のけがの状態については、日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長が明かした。チームドクターの診断によると「三角靱帯(じんたい)損傷、前下脛腓(けいひ)靱帯損傷」など。いわゆる捻挫で今後詳しい検査を受けるという。やや腫れがあるため、現在は安静を保ちながら、アイシングと圧迫による治療を続けている。

 羽生は17日の公式練習中に4回転ループジャンプの着氷に失敗し、足首をひねって転倒したが、フリーに出場し優勝した。右足首は昨年11月のNHK杯の公式練習中にも痛めた古傷。羽生は「(12月6日開幕の)GPファイナルに向けて、全力で治療します」と連盟を通じてコメントした。

 自身初の表彰台となる3位に食い込んだ友野一希(同大)はフリーから一夜明けた18日、モスクワの会場で取材に応じ「めちゃくちゃうれしいというより、もっとできたなという気持ち」と淡々と語った。次の照準は12月の全日本選手権。「見つかった課題を次に生かしたい。また頑張っていかないと」と気を引き締めた。(吉永岳央)