走り幅跳びの選手として2004、08、12年のパラリンピックに出場し、20年東京五輪・パラリンピック招致活動で国際五輪委員会(IOC)総会のプレゼンターを務めた谷(旧姓佐藤)真海(まみ)選手(36)が15日、山形県東根市内で小中学生の前で講演した。中学生の講演で「記録よりも、自分の限界のふたを外すような生き方をしたかった」と話した。

 谷さんは、宮城県気仙沼市出身。大学2年の時に病気がわかり、右脚切断を余儀なくされた後、パラリンピックという目標を見つけ、新たな挑戦を重ねてきた競技人生を語った。

 闘病当時に母から言われた「神様はその人に乗り越えられない試練は与えない」という言葉を支えに競技に挑み、13年には夢だった5メートルの大台を超えた。「パラリンピックは人種、国籍に関係なく、障害を持つ人が尊重しあって生きる社会のモデル。ぜひ、実際に競技を見てほしい」と語りかけた。東京パラリンピックでは、トライアスロンでの出場を目指している。