フィギュアスケート男子で4年ぶりに現役復帰した32歳の高橋大輔(関大ク)が、改めて4回転ジャンプへの挑戦を誓った。グランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯(広島、9~11日)で同じ30代のロシア選手が跳ぶ姿を見て刺激を受けたという。「(試合で)1本だけでも4回転を決められるようにやっていきたい」

 NHK杯のアイスショー「レジェンドオンアイス」に出演するため来場。31歳のセルゲイ・ボロノフ(ロシア)がショートプログラム(SP)とフリーで計2本の4回転を決めたのを実際に見た。「ボロノフは年齢が一つしか違わないけれど、第一線で活躍して4回転も決めている。(自分は)このままじゃだめだと思った」

 高橋は現在、12月の全日本選手権(大阪)で最終組で滑ることを目標にしている。五輪2大会連続金メダルの羽生結弦(ANA)や平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)をはじめ、最終組に入る可能性のある選手のほとんどは4回転を跳んでいる。高橋は以前、4回転トーループを跳んでおり、4回転フリップにも挑んだことがあるが、今季はまだプログラムに入れていない。

 高橋は「世界の壁は厚いなと改めて感じた。この中で戦いたい気持ちも出てきた。刺激になる」と話した。

 ボロノフはSP後に高橋と会い、演技を褒められたという。「光栄だった。大輔は僕にとっても見習うべき選手。ハイレベルな状態で(世界の舞台に)戻ってきてほしい」とエールを送った。(浅野有美)