第98回全国高校ラグビー山梨県予選の決勝が11日、南アルプス市の御勅使南公園ラグビー場であり、日川が92―0で富士河口湖を圧倒し、13年連続48回目の全国大会出場を決めた。全国大会は12月27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。

 後半ロスタイム。日川は攻撃のフェーズを重ねる富士河口湖を激しいタックルではね返す。相手の反則からPKを得ると、タッチに蹴り出すことなく、SHの宮下賢志主将(3年)は迷わず速攻に出た。間もなくノーサイド。「徹底的にやるのが日川のプライドです」。宮下主将は語った。

 前後半で計14トライを奪い92点。それでも攻め続けたのは、昨年の花園での苦い思いがある。2回戦の大阪桐蔭戦。体の大きさや強さを体感し、「勝てない」。力の差を痛感した試合だった。

 その悔しさを思い出しながら練習を重ねてきた。体重を増やすなど体作りにも取り組んだ。「花園での勝利」にこだわりながら、全員が走ってサポートし、タックルを繰り返したことがスコアにも表れた。けがで欠場した主力選手もいる中、宮下主将は「泥臭く、ひたむきなプレーをしていきたい」と意気込んだ。(田中正一)