フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯最終日は11日、広島県立総合体育館で出場選手らによるエキシビションがあり、男子で優勝した宇野昌磨(トヨタ自動車)、女子でGP初出場で初優勝した紀平梨花(関大ク)や同2位の宮原知子(さとこ、関大)らが華麗な演技で観客を魅了した。

 宇野は顔に赤や黒のペイントを施し、「Great Spirit」の激しいビートに乗って、トリプルアクセル(3回転半)を決めた。日本での優勝について報道陣から聞かれ、「昨日はいつもどおり寝て、今日もいつもどおり起きた」と宇野らしく回答。今大会もジャンプの失敗があったが、「去年よりスケートにうまく向き合えている。一方で、どれだけ練習がよくても試合でやるのが難しいことも痛感している」と話した。

 紀平は黒色の衣装で登場。軽やかにジャンプを決めると観客から拍手が沸いた。「これで満足しないでさらに上を目指して、次はSPを完璧にしたい」

 女子2位の宮原知子(さとこ、関大)は「キュリオス」の速い曲調で楽しそうに踊った。出場が決まったGPファイナルに向けて「練習でやってきたことを本番できっちりやるのを目標にして、その次の全日本選手権につながるような演技をしたい」と意気込んだ。同3位のエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)も出演し、妖艶(ようえん)な演技で魅了した。(浅野有美)