大手電機メーカーのパナソニックが10月30日から11月3日までの5日間、創業100周年を記念して先進技術などを展示する「クロスバリューイノベーションフォーラム2018」を東京国際フォーラム(千代田区)で開催した。その一画に設けられたボルダリングウォールでは、最先端の映像技術とスポーツを融合させた新たな試みが紹介された。

 「スポーツ演出ソリューション」としてお披露目されたのが、人の動きに合わせてプロジェクターで演出を加える「高速追従プロジェクションマッピング」。高速に動く物体を1000分の1秒というスピードでセンシングし、映像を追従させていくことができるというものだ。

こちらがパナソニックの最先端技術が詰まった高速追従プロジェクションマッピング。

選手の動きに合わせて、背景の映像もリアルタイムに変化する



 センサーは選手胴体の前面と背面の2ヶ所に付けられている。ランジの際には背中に羽が生えて羽ばたく演出が施されるなど、観衆の目を驚かせた。

 さらにカメラでは選手の肌の色のわずかな変化から血流を読み取り心拍数を測定することもできる。データはリアルタイムで投影され、センシング技術により常に選手の周囲に表示されている。競技中の選手の状態チェックや、新たな観戦コンテンツとしての応用などが見込めそうだ。ワールドワイドオリンピックパートナーであるパナソニックの、スポーツとテクノロジーを掛け合わせた今後の動向に期待していきたい。

CREDITS

取材・文・写真

編集部