関門海峡などの景観を楽しみながら走る下関海響マラソン(実行委主催、朝日新聞社など後援)が4日、山口県下関市であった。2キロのファンランでは、足こぎ車いすの男子高校生やパーキンソン病を患う78歳の女性も参加。周囲の応援も力に変えて完走した。

 小学6年のとき、脳出血で四肢まひになった山口市の山口南総合支援学校高等部1年、春名翔弥さん(15)はペダルをこいで進む足こぎ車いすで出場。練習でも走ったことがない2キロの完走を目指した。

 多くの人が沿道で見守る中、スタートの合図で勢いよくこぎ出した。慣れないカーブで操縦が難しい場面もあったが、「アドレナリンが出ていつもより足がよく動いた」と順調に前へ前へと進んでいく。