フィギュアスケートの西日本選手権が3日、名古屋市の日本ガイシアリーナで女子ショートプログラム(SP)があり、シニア1年目で16歳の紀平梨花(関大ク)が圧巻の演技を見せた。2位に11・23点差をつける73・41点で首位発進した。

 演技直前の6分間練習からトリプルアクセル(3回転半)ジャンプを次々に成功させ、好調さをアピール。本番は冒頭にトリプルアクセルを跳び、わずかに着氷が乱れたように見えたが、出来栄え点(GOE)でマイナスはつかなかった。続く3回転―3回転の連続ジャンプ、後半の3回転ルッツはGOEで1点以上の加点を引き出した。ただ、スピン、ステップでレベルの取りこぼしがあった。「完璧な演技まではいかなかったけど、まとめられたので良かった」と振り返った。

 紀平は今大会はシード選手で、結果にかかわらず、12月の全日本選手権の出場は決まっている。それでも出場したのは、9日に開幕するグランプリ(GP)シリーズのNHK杯(広島)に向けて、試合勘を戻すなど調整の意味があるからだ。「この試合で感覚をつかんで、改善するところを見つけて、NHK杯に自信がつくような演技がしたいです」。4日のフリーは、構成にトリプルアクセル2本を入れることを予定している。(大西史恭)