中国黒竜江省ハルビン市で開催されているIFAF第4回アンダー19(U19)世界選手権は、7月7日、準決勝が行われた。日本対米国の一戦は20対50で米国が勝利。日本は前半、9点(1TD1FG)を先取されたが、DB高口(日大)の2インターセプト…

中国黒竜江省ハルビン市で開催されているIFAF第4回アンダー19(U19)世界選手権は、7月7日、準決勝が行われた。

日本対米国の一戦は20対50で米国が勝利。日本は前半、9点(1TD1FG)を先取されたが、DB高口(日大)の2インターセプトなど守備が奮闘。前半終了1分13秒前にQB室井(日大)からWR小倉(日大)への17ヤードTDパスを決めて6対9と僅差の折り返しに成功。

米国は後半2TDを連取しリードを広げたが、日本は3Qに、室井からWR高地(早稲田)への57ヤードTDパスを決めて2ポゼッション差に詰めると、さらにWR木村(立命館守山)の好パントリターンでゴール前14ヤードからの攻撃権を掴んだ。

しかし、ゴール前2ヤードまで迫ったところでQB室井がファンブルしたボールを米国が拾い上げ、そのまま98ヤードリターンTD。再び3ポゼッション差とした。

日本は4Q残り10分19秒にRB藤原(関大)がスクリーンパスで40ヤード独走TD、QB室井からWR木村への2ポイントコンバージョンも成功して20対36と2ポゼッション差に迫ったが、続くオンサイドキックを失敗。また、自陣深い位置での第4ダウンギャンブルも行ったため、結果的に20対50の差が開いた。

「1つ目のインターセプト(パント体型からのスペシャルプレーをインターセプト)は、来ることを読んで、リターンTDを狙った。2つ目はサイン通り。前半はよく止まっていたが、後半はすべて分かっていたプレーにも関わらず止められなかった。次の試合までにきっちり修正したい」。

MVP受賞のDB高口は、試合後目を真っ赤にして敗戦の悔し涙を浮かべていたが、3位決定戦に向けた準備に早くスイッチを切り替えようとしている様子だった。

この結果、日本は7月10日に行われる3位決定戦に進むことが決定。対戦相手は、カナダ対メキシコの敗者となる。

試合の模様は以下で視聴いただけます。

http://livestream.com/bixelst/U19-2016-JAPvsUSA