今季のブレイク・ボートルズは不安定な出来が目立つ。第2週にニューイングランド・ペイトリオッツに31対20で勝利した際は45投29回成功376ヤード4TD1被インターセプト。昨季20対24で敗れたAFCチャンピオンの雪辱を果たした。逆に第3週テネシー・タイタンズ戦では34投21回成功155ヤードTDなし被インターセプトなし。攻撃はTDを挙げることができず、6対9で敗れた。「自滅してしまった。反則、落球、パスミス。あと1回でもTDを取れていれば勝てていたほど守備は頑張ってくれただけに残念」と、敗戦を振り返った。

 ボートルズの出来、不出来を左右しているのはパスの積極性にある。いずれの試合でも5ヤード以内のショートパスを中心にレシーバーのランアフターキャッチに期待する事が多い。しかし、パス獲得ヤードが300ヤードを越え、チームを勝利に導いた第2週と第4週は9回以上10ヤード以上の飛距離があるパスを試投している。対して、第3週は10ヤード以上の飛距離があるパスを6回しか投げていない。

 ジャガーズのボートルズに対する期待は大きい。今オフに契約を3年間延長。カーク・カズンズ、サム・ブラッドフォード、ケイス・キーナムら有力なQBがフリーエージェントとなった中、ジャガーズは獲得に動かなかった。「彼はよくなっている。特にプレーオフでの成績は素晴らしかった」と、トム・コフリン球団副代表。ボートルズの昨プレーオフの成績、85投49回成功594ヤード3TD被インターセプト0は、チームの命運を託すのに十分な説得材料だったのだろう。

 第5週のカンザスシティ・チーフス戦はジャガーズの守備が強力であるとはいえ、QBパトリック・マホームズはTEトラビス・ケルス、WRタイリーク・ヒルらスター選手をうまく使い分け、リーグトップの得点力を誇っているため、守り切ることは難しいだろう。一方でチーフスの守備は喪失ヤード最下位と第4週の時点で無敗ながら守備を弱点としている。RBレオナード・フォーネットの欠場は確定しているため、ボートルズのパスで得点を挙げられるかが勝敗を分けるだろう。

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