日本時間4日、AFC U-16選手権準決勝が行われ、U-16日本代表はU-16オーストラリア代表と対戦。前半8分に失点する苦しい立ち上がりながら、唐山翔自の2ゴールを含む3得点を奪い、3対1で逆転勝利。アジア王者に向けて、あと一歩に迫った。

準々決勝でオマーンに勝利し、来年ペルーで開催されるU-17W杯の出場権を獲得したU-16日本代表。最低限のミッションはクリアし、目指すはアジアの頂点だ。

この試合のスタメンは準々決勝から7人を変更。GK佐々木雅士、最終ラインは右から角昂志郎、半田陸、佐古真礼、石田侑資。ダブルボランチに横川旦陽と成岡輝瑠。右サイドに中野桂太、左に三戸舜介。2トップに青木友佑と唐山翔自が入る4-4-2でスタートした。

先手をとったのはオーストラリアだった。前半8分、角のバックパスが短くなったところをFWボティッチに奪われると、カバーに入った佐古が倒してしまい、ペナルティキックを献上。これを3試合連続得点中のボティッチがゴール中央に決め、オーストラリアが先制点をマークした。

その後、日本は中野桂太が積極的な突破からシュートを放つが、クロスバーを直撃するなど、ゴールネットを揺らすことができない。

まずは同点に追いつきたい日本は、後半開始から青木に替えてエースの西川潤を投入。準々決勝で大活躍を見せたレフティに期待を託す。すると後半14分、再三決定機を作っていた中野桂太のスルーパスを受けた唐山が相手と競り合いながら、技ありのシュートをゴール左に流し込む。

唐山の3試合連続ゴールで勢いに乗る日本。後半24分には、相手GKのパスを拾った中野が唐山にパス。唐山は巧みな反転で相手をかわし、GKの横を抜くシュートを沈め、勝ち越しに成功した。

後半29分には、中野桂太に替えて中野瑠馬を投入。日本の勢いは止まらない。後半33分には中野瑠馬のクロスに三戸が合わせて3点目。勝負の行方を決定づけると、後半42分には角に替えて田島詳基を送り込み、試合を締めくくった。

試合後、森山佳郎監督は「最初はいらないPKを与えてしまったが、前半からチャンスはできていた。我慢してよく点を返してくれた」と振り返り、決勝については「持っているものをすべて出すだけ。ファイナリストなので、勝利を目指してがんばります」と笑顔を見せた。

2ゴールで決勝進出の立役者となった唐山は「ツイてるなと思う。僕が点をとって優勝したい」と力強くコメントした。

残すは決勝戦のみ。6大会ぶりのアジア王者に向けて、視界良好の日本。決勝の相手はタジキスタンとなった。グループステージ2戦目で対戦した際には引き分けと、今大会の日本が唯一勝てていないチームだ。注目の決勝は7日(日)21時40分より、CSテレ朝チャンネル2で生中継される。