平昌パラリンピック男子スノーボード金メダリストの成田緑夢(ぐりむ、24)=近畿医療専門学校=が、2024年パリ五輪出場をめざし、動き始めた。左ひざから下を自由に動かせないというハンディがあっても、健常の選手と互角に戦える競技にトライを続け、射撃に照準を定めた。

 候補の一つだったカヌーでは、7月末に岩手で行われた大会に健常者とともにオープン参加して、260メートルの急流コースを完走して高い能力を示した。しかし、射撃なら自らの障害がハンディになりにくいと判断。銃の所持に必要な免許取得のための講習などを受け始めている。

 東京五輪も出場を模索したが、「時間的な制約もあって、20年はパラリンピックにフォーカスするつもり」。競技は走り高跳びの可能性が高いという。

 7月の陸上ジャパンパラ大会では「パフォーマンスにも安定感があるし。夏のパラスポーツではこれが一番かも」という走り高跳び(下肢機能障害などT44)で1位に。10月のアジアパラの派遣標準記録を突破したが、辞退した。馬術やカヌーなど、パラと五輪の実施競技に幅広く挑戦する時間を確保するためだ。