インドネシアで10月6日から開かれるアジアパラ大会の陸上競技(やり投げ、砲丸投げ)に、京都府福知山市野花の大槻浩二さん(56)が出場する。40代半ばで水泳から陸上に転向した異色の経歴。26日には市役所を訪れ、「ライバルは自分自身。やれるだけのことをやってくる」と決意を語った。

 大槻さんは15年ほど前の病気が原因で、車いす生活になった。友人から誘われて水泳を続けていたが、シニア部門に入るのを前に陸上に転向。「若い選手と鍛錬したい」と気持ちを新たにした。

 転向後は筋力トレーニングを重ね、水泳で鍛えた上半身に磨きをかけた。下半身が不自由な人が投てき競技に挑める機材を備えた市内のグラウンドで、仲間と練習に打ち込んできた。

 昨年5月にはやり投げで自己ベストの26メートル64を記録。アジアランキング1位となり、今大会出場を決めた。砲丸投げでも7年前に8メートル53の記録を出し、有力選手として知られている。(横山健彦)