投打の噛み合った早大が5対1で立大に快勝。前週の悔しさを晴らす白星を挙げた。
 開幕カードで法大相手に1勝2敗ながらも、延長戦での1点差ゲームという僅差の試合を演じた早大。今カードも大黒柱の小島和哉(4年・浦和学院)が先発マウンドに上り、立大・田中誠也(3年・大阪桐蔭)とのエース左腕対決に挑んだ。

 その初回、立大が2人の走者を出しながらも無得点に終わったのに対し、早大は2本のヒットで2死1、3塁とチャンスを作って5番・岸本朋也(4年・関大北陽)の「いいところに落ちてくれた」というタイムリーで幸先よく1点を先制。その後はゼロ行進が続いたが、早大が5回裏に1死2、3塁から再び岸本が、「チェンジアップにいい形で対応できた」と三遊間を破るレフト前タイムリーを放って1点を追加。さらに代わった立大2番手の江口奨理(3年・浦和学院)から2つの押し出し四球を選び、5回までに4点のリードを奪った。

好リード&2打点で勝利に貢献した早大・岸本

 

 先発の小島は初回のピンチを切り抜けた後、尻上がりに調子を上げながら9回を6安打1失点。計147球を投じて自己最多タイの13奪三振での完投勝利に「終盤にかけてうまく修正できた」と納得の表情を見せるとともに、明日以降の戦いへ向けて「自分以外の投手も調子がいい」と自信を見せた。
 前週、東大相手に2連勝スタートを切った立大だったが、東大戦で7回7安打2失点だった田中誠が、この日も安定感を欠いて5回途中7安打4失点で降板。打線は6回表に1番・種田真大(4年・大垣日大)の2塁打から内野ゴロの間に1点を返したが、早大の11安打に対して立大は6安打と終始、相手ペースのまま試合終了となった。

9回1失点完投で今季初勝利を挙げた早大・小島

■立教大vs早稲田大1回戦
立教大  000 001 000=1
早稲田大 100 030 10X=5
【立】●田中誠、江口、手塚-藤野
【早】○小島-岸本

◎早稲田大・高橋広監督
「小島は丁寧に投げてくれた。相手の田中君の立ち上がりに1点取れたのが大きかったですし、立ち直ってきたところでの追加点も大きかった。第2戦のピッチャーが確立されていないのですが、せっかく初戦を取れたので2試合で終わらせられるようにしたい」

◎早稲田大・小島和哉(4年・浦和学院)
「この前の法政戦ではキャプテンとしてもエースとしても不甲斐ないピッチングだった。今日は1点差でも勝てばいいと思っていた。立ち上がりは良くなかったですが、終盤にかけてうまく修正できた。法政戦ではボールが高めに浮いてしまったので、今日は低く、低くと意識して、それが良かったと思います」

◎早稲田大・岸本朋也(4年・関大北陽)
「(1本目のタイムリーは)打ったのはストレート。特に球種は絞ってなくて、とりあえずセンターから右方向へ打ち返そうと思っていた。いいところに落ちてくれた。(2本目のタイムリーは)前の打席ではチェンジアップで打ち取られていたので、最後はチェンジアップが来るだろうと思っていた。いい形で対応できた。1点でも多く取りたい場面だったので良かったです。今日の勝利はチームにとって大きいですけど、明日勝たないと意味がないと思うので、明日も勝てるようにしたい」