楽天―ソフトバンク25  4回、本塁打を放ち、ナインに迎えられるソフトバンク・柳田=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】 福岡ソフトバンクの柳田悠岐が、12日の東北楽天戦で今季2度目の5安打を記録した。 パ・リーグの打率トップをひた走る…

楽天―ソフトバンク25  4回、本塁打を放ち、ナインに迎えられるソフトバンク・柳田=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクの柳田悠岐が、12日の東北楽天戦で今季2度目の5安打を記録した。

 パ・リーグの打率トップをひた走る柳田。この日も第1打撃から自慢のパワフルなバッティングを見せつけた。1回表に1死1、3塁と先制のチャンスで打席に入ると、東北楽天先発・辛島航が投じた3球目のカーブをライトへ運ぶ、先制のタイムリーを放つ。続く第2打席では、またしてもカーブをフルスイング。「体が反応してくれて、自分のいいスイングができました」と振り返った打球は、ホークスファンが待つライトスタンドへ飛び込む第34号ソロとなった。

 さらに第3打席では、1死1、3塁という場面で、高めのストレートを逆らわず逆方向へ運ぶ、技ありのタイムリーで、この日3打点目を挙げる。柳田は、第4、第5打席でもヒットを放ち、5打数5安打。チームも主砲の大爆発に引っ張られるかのように15安打13得点で圧勝した。

 ヒーローインタビューで柳田は、「結構、好きな球場なので打ててよかったです」と、4割を超える成績を残した楽天生命パークでの、今季最終戦を最高の形で締めくくったことを振り返った。この日、首位・埼玉西武が敗れゲーム差は3に。15日からは直接対決となり、3連勝すれば首位浮上となる。「チームの雰囲気もすごくいいですし、あとはがむしゃらに向かっていくだけ」と意気込む柳田のバットが、首位攻防戦でも爆発するはずだ。