5月に現役引退した元日本代表の飛び込み選手佐々木那奈さん(19)は人生の節目で2匹の猫に癒やされた。5年前に家族に加わった雌の「キイ」と雄の「トラ」だ。元は捨て猫だった。

 灰色の「キイ」、茶色の「トラ」。東京五輪の開催が決定して間もない2013年10月。中学3年だった佐々木さんが遠征から高知市内の自宅に戻ると、2匹の子猫がいた。四万十市の山奥で捨てられていた2匹は動物愛護団体に保護され、佐々木さんの母が引き取ることを決めたのだ。

 佐々木さんは中3で東アジア大会に出場するなど、東京五輪出場が期待されていた。遠征や練習で忙しい中でも佐々木さんはトラやキイと遊んで、疲れを癒やした。