現地9月1日、LBカリル・マックがオークランド・レイダースからシカゴ・ベアーズにトレードされた。ベアーズはマックと2020年のドラフト2巡目と5巡目の指名権を獲得。レイダースは2019年と2020年のドラフト1巡目指名権に加え、2019年のドラフト6巡と2020年のドラフト3巡の指名権を獲得した。2つのドラフト1巡目の指名権を用いてのトレードは、2009年にQBジェイ・カトラーがデンバー・ブロンコスからベアーズにトレード移籍して以来。さらに、6年間1億4100万ドルの契約は、ロサンゼルス・ラムズDLアーロン・ドナルドの6年1億3500万ドルの契約額を超え守備選手の中で最高額と、期待の大きさが伺える。

マックは2016年のAP通信最優秀守備選手に選出され、一年目以外は毎年2桁QBサックを挙げプロボウルに選出されているレイダース守備の要だった。昨季で4年のルーキー契約が終わり、今オフに契約の延長が予想されていた。しかし、ジョン・グルーデン・ヘッドコーチが1月に就任してから一度も直接話す機会はなく、オフシーズンの練習、ミニキャンプ、トレーニングキャンプ、プレシーズンすべてに欠席。契約がまとまらないままレギュラーシーズン開幕が近づいた。

「ギリギリまで待ったが、近いうちに連絡のある気配すらなかった。フランチャイズ指定して無理矢理プレーさせる選択肢もあったが、これが我々の判断」と、グルーデンHCは、厳しい選択であったことを説明した。

「トレードは正に『突風』とも言える急な出来事だった。歴史があって、特に伝統的に守備の強いチームでプレーできて嬉しい。早くフィールドに立ちたくてうずうずしてるぜ」

マックは準備万端であることをアピール。ビッグ・ファンジオ守備コーディネーターの下、ベアーズ守備は昨季喪失ヤードが10位。リーグ屈指のパスラッシャーであるマックの加入は鬼に金棒だ。同地区にはグリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース、ミネソタ・バイキングスのカーク・カズンズ、デトロイト・ライオンズのマシュー・スタフォードと優秀なQBが揃っているが、今季のベアーズは一筋縄ではいかないだろう。