楽天―ソフトバンク23  3回、3ランを放ち、ナインに迎えられるソフトバンク・中村晃=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】 福岡ソフトバンクの中村晃が、2日の東北楽天戦で約1ヵ月ぶりに猛打賞で打線をけん引してチームの4連勝に貢献した。 …

楽天―ソフトバンク23  3回、3ランを放ち、ナインに迎えられるソフトバンク・中村晃=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクの中村晃が、2日の東北楽天戦で約1ヵ月ぶりに猛打賞で打線をけん引してチームの4連勝に貢献した。

 前日の試合で死球を受け、途中交代となった中村。右足薬指の打撲と診断され、出場できるか心配されていたが、「6番・ファースト」でスタメンに名を連ねた。

 先頭で迎えた2回の第1打席は空振り三振に終わったが、1死1、2塁とチャンスで回ってきた3回の第2打席でしっかりと結果を残す。初球、2球目とストレートを見送り、1ボール1ストライクとなった3球目。真ん中に入ってきたカーブをジャストミートし、貴重な追加点となる第13号3ランを放ってみせた。2試合連続の一発に「チャンスで打ててよかった。完璧でした」とコメント。これで勢いに乗った中村は、第3打席でもセンター前ヒット、第4打席でもタイムリーヒットを放ち、8月1日以来の猛打賞をマークした。

 チームは18安打12点を奪い、投手陣も完封リレーで大勝。試合後のヒーローインタビューで中村は「チームとしても大きい点になったと思いますし、打てて本当によかったです」と3回の3ランの場面を振り返った。この日、首位・埼玉西武が敗れたためゲーム差は4に縮まった。「1試合1試合が優勝につながっていくと思うので、みんなで協力して大事に戦っていきたい」と意気込んだ中村が、逆転優勝へ向けさらなる活躍を見せてくれるはずだ。