競泳のパンパシフィック選手権第3日は11日、東京・辰巳国際水泳場であり、女子100メートルバタフライは東京・淑徳巣鴨高3年の池江璃花子(ルネサンス)が自らの日本記録を0秒15更新する56秒08で優勝し、主要国際大会で初の金メダルを獲得した。9日の200メートル自由形での銀に続き、個人2種目目のメダル獲得。

 女子200メートル個人メドレーは2017年世界選手権銀の大橋悠依(イトマン東進)が2分8秒16の大会新記録で優勝。9日の400メートル個人メドレーと合わせ2冠を達成した。予選を大会新で1位通過した寺村美穂(セントラルスポーツ)は2分9分86秒で銅。

 男子200メートル個人メドレーでは、16年リオデジャネイロ五輪銀の萩野公介(ブリヂストン)が1分56秒66で銅。9日の400メートル個人メドレーの銀に続くメダルとなった。瀬戸大也(ANA)は1分57秒36で4位だった。男子400メートルリレーは1着だった米国が失格になり、4着の日本が繰り上がって銅メダルとなった。

■苦しんできた2年

 「タイムと成績はほめられたものではないけど、大きな意味を持つ大会だった」。リオ五輪と17年世界選手権で銀メダルを獲得した200メートル個人メドレーで、萩野は銅メダル。銀だった400メートル個人メドレーに続いてチェース・ケイリシュ(米)に金を奪われたが、表情は穏やかだった。

 この日の決勝、前半の2種目(バタフライ、背泳ぎ)までリードを奪った。だが、3種目目の平泳ぎでケイリシュに抜かれ、最後の自由形でも順位を落とした。

 前回大会で個人メドレー2冠を果たしたが、この2年間は右ひじ手術や体調不良による入院などもあって苦しんでいる。

 ただ、「ケイリシュはだいぶ離れたところにいる」と実感できた。ここまでフォーム固めなど地道な基礎練習も積めていない。埋めるべき課題がはっきりと見つかり、「やっとスタートラインに立てた」と吹っ切れていた。