競泳のパンパシフィック選手権が9日、東京・辰巳国際水泳場で開幕し、男子100メートル平泳ぎの小関也朱篤(ミキハウス)が59秒08で日本勢として今大会初の金メダルを獲得し、連覇を達成した。女子400メートル個人メドレーの大橋悠依(イトマン東進)は4分33秒77で主要国際大会では初の金メダルとなった。女子200メートル自由形では高校3年生の池江璃花子(ルネサンス)が自身の日本記録を0秒19更新する1分54秒85で、主要国際大会では初のメダルとなる銀を獲得した。

 男子400メートル個人メドレーはチェース・ケイリシュ(米)が制し、リオデジャネイロ五輪金メダルの萩野公介(ブリヂストン)が銀、瀬戸大也(ANA)が銅だった。女子100メートル平泳ぎの青木玲緒樹(ミキハウス)と男子200メートル自由形の松元克央(セントラルスポーツ)は銅。2020年東京五輪で正式種目となる混合400メートルメドレーリレーで日本は銀だった。

■小関、逃げ切って連覇

 日本勢の金メダル第1号となった男子100メートル平泳ぎの小関也朱篤(ミキハウス)は、前半を27秒55のトップで折り返すと、そのまま逃げ切って連覇を果たした。

 4年前に200メートル平泳ぎも制している26歳。6月の欧州グランプリ(モナコ)で58秒78の日本新をマークして優勝した。今月、アダム・ピーティ(英)が世界新記録の57秒10を出すと、「欧州もハイレベルな争いをしている。こちらも負けたくない」と意気込んだ。

 この日は妻と今月1歳になる娘が会場に来た。「(娘の前で)負けてられないという一心で泳いだ。連覇も意識した」。取材で「日本で一番かっこいいパパですね」と聞かれると、「恐れ多いです」と照れくさそうに笑った。