今夏のアジア大会(ジャカルタ)に出場する水球女子日本代表の強化合宿が選手からの申し出で途中で打ち切られた問題で、日本水泳連盟は26日、弁護士で構成する第三者委員会を立ち上げ、事実関係の調査に乗り出した。原因究明のため水連の水球委員会が調査し、提出した報告書について、水連は「不十分」と判断した。

 水球関係者によると、水球委員会は25日までに水連に報告書を提出した。だが、選手への聞き取りは、ほとんどが代表のコーチやスタッフを通じて現在の状況やアジア大会への参加意思を電話で確認しただけだった。合宿離脱を申し出た経緯の調査方法などについて、選手らから「納得できない」という声が上がったという。

 問題の発端は、横浜市での強化合宿中に行われた18日の日体大との練習試合だった。選手が接触プレーを巡ってコーチから厳しく指導された。さらに18日深夜、男子日本代表の大本洋嗣監督が自身のSNSで、相手の水着が破れるほどつかむ女子代表のプレーを「悪質だ」などと投稿した。コーチから叱責(しっせき)されて落胆していた上にチーム外からも批判されたと感じて動揺し、複数の選手が「続けられない」と申し出たという。そこで水球委員会は16~21日の予定だった合宿を19日で打ち切っていた。(照屋健)