日本スケート連盟によるフィギュアの強化合宿が24日、長野・軽井沢風越公園アイスアリーナであり、報道陣に公開された。2018年世界選手権銀メダルの樋口新葉(東京・開智日本橋学園高)や米国に拠点を移した本田真凜(JAL)、シニアデビューする紀平梨花(関大ク)らが新しいプログラムで練習に励んだ。

 樋口はショートプログラム(SP)に米ダンスデュオ、ソフィー・タッカーの「エナージア」、フリーに女性シャンソン歌手エディット・ピアフの「愛の讃歌(さんか)」を選んだ。SPの曲をかけた練習では、動きの激しい振り付けをこなした。トリプルアクセル(3回転半)ジャンプにも挑戦中で、何度も練習した。「オフにカナダで練習した。踏みきりや(ジャンプを跳ぶまでの)カーブがうまくはまれば跳べる」と習得に自信をのぞかせた。

 本田は3回転ジャンプの調子を確かめた。SPは「セブン・ネーション・アーミー」、フリーは中国映画「ラバーズ」の音楽を使用すると明かし、「主役の強い女性を演じたい。新しい自分を見せられたらいい」と意気込んだ。

 紀平は3回転半を何度も決め、「最近は調子がいい」と笑顔を見せた。「どの試合でも跳べるように練習から気合を入れていきたい」と話した。

 男子では平昌(ピョンチャン)五輪代表の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)も参加。現役復帰する憧れの高橋大輔(関大ク)について、「なんとなく(復帰を)予感していた。アイスショーでもジャンプにこだわっていた。復帰は脅威です」と語った。

 合宿では平昌五輪女子4位の宮原知子(関大)、同6位の坂本花織(シスメックス)、17年世界選手権5位の三原舞依(同)らも練習に励んだ。06年トリノ五輪男子銅メダルのジェフリー・バトルさんの演技指導もあり、選手たちは洋楽やクラシックの音楽に合わせて上半身の動きやステップの踏み方を練習した。(浅野有美)