水中ホッケーの日本代表チームが、20日からカナダで開かれる世界選手権に12年ぶりに出場する。代表選手の1人が千葉大大学院生の小岩井悠史さん(23)。社会人が多い中で、副キャプテンを務める。国内ではまだ新しいスポーツを盛り上げようと、「まずは1勝をあげて、多くの人に知ってもらうきっかけにしたい」と意気込んでいる。

 水中ホッケーは1チーム6人で対戦。シュノーケルやフィン(足ひれ)を付けて水中に潜り、長さ約30センチのスティックを使ってプールの底に沈む重さ約1・3キロのパックをゴールに入れ合う。英国発祥で日本には1980年代に入ってきたとされる。

 小岩井さんは千葉大の水泳部内にある水中ホッケーチームに所属する。小中高と競泳を続けてきたスピードと肺活量を買われ、先輩に誘われたのが始めたきっかけだ。大学1年の秋にはフィリピンで開かれたアジア親善大会に出場。海外の選手と交流した経験から競技の楽しさを知り、のめり込んだ。今年2月、世界選手権の日本代表12人のうちの1人に選ばれた。

 水の中を360度、縦横無尽に動き回ることから「3次元スポーツ」とも称される。小岩井さんは「見た目以上に激しいスポーツ。水中では声はほとんど聞こえないので自分の役割を理解し、攻撃の仕方をチームで共有することが大切になる。そこに面白さがある」と魅力を話す。

 日本水中スポーツ連盟水中ホッケー競技委員長で、世界選手権に監督兼選手として出場する高阪将人さん(34)=福井大講師=によると、日本代表が世界選手権に出場するのは2006年以来。その時は16チーム中16位だった。当時「力をつけて再び挑戦しよう」と雪辱を誓ったという。