【写真提供:共同通信社】  稀代のヒットメーカーが帰ってきた。今季、古巣に7年ぶりの電撃復帰を果たした青木宣親(東京ヤクルト)が、ファン投票の外野手部門2位でオールスターの舞台にも戻って来る。 今回が通算8度目の球宴、6度目のファン投票での…

【写真提供:共同通信社】

 

 稀代のヒットメーカーが帰ってきた。今季、古巣に7年ぶりの電撃復帰を果たした青木宣親(東京ヤクルト)が、ファン投票の外野手部門2位でオールスターの舞台にも戻って来る。
 今回が通算8度目の球宴、6度目のファン投票での選出に「(被災地の熊本で)地元に近いので、いい活力になってくれたらいい。気持ちを少しでも明るくできるように、プレーしたいです」とコメント。過去、2006年の第1戦(神宮)で吉井理人(オリックス)から放った決勝アーチを含む2安打を放ってMVPを受賞。さらに2009年の第1戦(札幌ドーム)でも第3打席に2塁打を放つと、8対8の同点で迎えた9回の第5打席で武田久(北海道日本ハム)から決勝2ランを放ち、自身2度目のMVPを獲得。今回は7年ぶりの出場となるが、錆び付かない大舞台での勝負強さで、自身3度目のMVPを虎視眈々と狙う。
 調子も上向きだ。開幕直後は久々の対戦となる日本人投手へのアジャストに苦労する場面も見られたが、交流戦では打率.310をマークし、6月は24日から28日までの5試合で13安打を放つなど、月間打率.388(29日終了時点)と急上昇中。夏男ぶりを発揮している36歳が、真夏の球宴舞台でも爆発し、健在ぶりを見せ付けてくれるはずだ。