粘る明治大を振り切った法大が6対5でサヨナラ勝ち。敗れた明大は優勝の可能性がなくなり、慶應大の2季連続36度目のリーグ優勝が決まった。

サヨナラのホームに滑り込む法政大・斉藤卓

優勝のためにはあと1敗も許されない明大だが、2回が終わり4点のリードを許す苦しい立ち上がりとなった。攻撃陣もランナーは出すがなかなか得点に至らず、4回には1点を返しなおも1死一、三塁とチャンスが続くも併殺打で生かしきれず。
それでも8回にも1点を返し2対5で迎えた9回、1死一、二塁から代打・平塚大賀(4年・春日部共栄)のタイムリーが生まれ、2アウトとなるも小泉徹平内野手(1年・聖光学院)がタイムリー内野安打で続き1点差に詰め寄る。続く渡辺佳明内野手(4年・横浜)がレフトへタイムリーを放ち、驚異的な粘りで同点に追いつく。だが後続が倒れて同点止まり。その裏、2死まで奪うがサヨナラ打を浴びて敗れた。

最終回に素晴らしい粘りを見せ、同点打を放った明治大・渡辺

法政大は向山基外野手(4年・法政二)が3安打2打点に加え好守も光り、他守備陣も随所に好プレーが生まれて投手陣を援護した。9回は2死一、二塁からこれまでノーヒットだった中村浩人捕手(4年・多良木)がセンター前へ運び、二走が一気にホームへと還りサヨナラ勝ちを決めた。

サヨナラ勝ちの喜びに沸く法政大の選手たち

★明治大vs法政大1回戦
明大 000100013=5
法大 220001001x=6
【明】伊勢、森下(暢)、●高橋(裕)、磯村、竹田―氷見、篠原、清水(風)
【法】高田、朝山、○三浦―中村(浩)
本塁打:法政大・宇草《2回ソロ》
 
◎明大・善波達也監督
「チームとしてはもっと一球の重みを感じないと、秋季リーグ戦をきちっと迎えることはできない。慶應大との差も一球の重みです。優勝を目指して真剣に取り組んできましたが、残念ですし申し訳ないです」

◎明大・渡辺佳明内野手(4年・横浜)
「惜しいといったらそれまでですが、これでサヨナラ負けは3回目です。(OBの星野仙一氏が1月に亡くなり)いつもより一層、気持ちを入れて開幕を迎えましたが、どこかで緩みが見られました。残るカードの法政大に勝って、勝ち点を取って秋に繋げたいです」

文・写真=山田沙希子