フィラデルフィア・イーグルス

2巡49位指名TEダラス・ゴダート南ダコタ州立大学

4巡125位指名CBアボンテ・マドックスピッツバーグ大学

4巡130位指名DEジョッシュ・スウェットフロリダ州立大学

6巡206位指名OTマット・プライアーTCU

7巡233位指名OTジョーダン・マリアタ南シドニー大学(オーストラリア)

イーグルスはディビジョン1FBSでプレーした経験のない選手、身長が足りないとされる選手、フットボール経験のない選手も指名。スーパーボウルチャンピオンとしての余裕すら見える、ギャンブル性の高い指名となった。

2巡指名のTEゴダートはディビジョン1FCS昨季TEトップの72回捕球1111ヤード獲得。2位のドナルド・パーハム(ステッソン大)に300ヤード近く差をつけての圧倒的1位だった。FBSでのプレー経験はないものの、NFLでも活躍のできる選手として注目されている。イーグルスには既にTEザック・アーツが所属しているが、ダグ・ピーダーソンHCは「TEが2人いればどちらもブロッカーとしてもレシーバーとしても用いることができ、相手が守備をしにくくなる」と、明確な意図をもっての指名だ。

125位指名のCBマドックスは身長が175センチとコンバインに参加したDBの中で最小。一方でプレーの影響力は大きく、2インターセプト10パス防御を記録した。NFLではスロットレシーバーを主にカバーすることになる。イーグルスはニューオーリンズ・セインツに移籍したCBパトリック・ロビンソンが昨季まではスロットレシーバーをカバーしていたため、補強となりうる人材だ。

元ラグビー選手のOLマリアタはアメリカンフットボール未経験。所属していたラグビーリーグからNFLのロースター入りを果たしたのは過去に2人のみだ。マリアタは身長2メートル体重160キロと体格に恵まれ、プロデーの測定では40ヤード走5.12、20ヤードシャトル4.67と、全OLの中でどちらもトップ10い入る記録を残した。ラグビー時代の映像ではボールを持って相手選手を躱す姿も見られたため、 OLとしてドラフトされたものの、TEやFBとしての起用も考えられる。

ダラス・カウボーイズ

1巡19位指名LBレイトン・ヴァンダーエスボイシ州立大学

2巡50位指名T/Gコナー・ウィリアムステキサス大学

3巡81指名WRマイケル・ギャラップコロラド州立大学

4巡116位指名DEドランス・アームストロングカンザス大学

4巡137位指名TEダルトン・シュルツスタンフォード大学

5巡171位指名QBマイク・ホワイトWKU

6巡193位指名LBクリス・コヴィントンインディアナ大学

6巡208位指名WRセドリック・ウィルソンボイシ州立大学

7巡236位指名RBボー・スカボローアラバマ大学

LBヴァンダーエスは、カレッジ最多の47回相手のゲインを2ヤード以下に抑えるタックルを記録したラン守備のスペシャリスト。首の負傷のため3年時しか先発を務めておらず、経験不足なのが欠点だ。パスカバーでは粗さも目立つが、先発を務めた1年間のプレーは目を見張るものだった。カウボーイズLBショーン・リーとともに守備の中核を担うことが期待される。

WRデズ・ブライアントを解雇し注目が集まっていた補強は、WRギャラップを3巡81位、ウィルソンを6巡208位で指名した。ギャラップは昨季100回捕球1418ヤードを獲得した選手。ランアフターキャッチでは20回タックルを突破し、落球は8回しかなかった。ウィルソンの昨季の獲得ヤード1511ヤードはカレッジ2位の成績。190センチ85キロとやや線が細いのが欠点だが、十分に活躍を見込める選手だ。

ワシントン・レッドスキンズ

1巡13位指名DTダロン・ペインアラバマ大学

2巡59位指名RBダリウス・ガイスLSU

3巡74位指名OTグロン・クリスチャンルイビル大学

4巡109位指名Sトロイ・アプクペン州立大学

5巡163位指名DTティム・セトルバージニア工科大学

6巡197位指名LBショーン・ディオンハミルトンアラバマ大学

7巡241位指名CBグレッグ・ストローマンバージニア工科大学

7巡256位指名WRトレイ・クインSMU

13位でDTペインを指名。昨季のDEジョナサン・アレンに続き、2年連続で守備の選手を1巡で指名した。昨季32位だったラン守備の補強を狙ったと考えられる。しかし、ペインは3年間で3QBサック、5ロスタックルと1巡指名にしては実績不足だ。

2巡指名のRBガイスはアナリストによってはバークリーに次いで優秀なRBと評価された選手。タックルを受けても簡単には倒れない力強い走りが強みだ。性格に難があるとされ指名順をおとしたが本人に逮捕歴等の目立った問題はなく、「ファンやスタッフとは良好な関係を築いてきた。何が間違っていたかわからないが、逮捕歴のある選手と比べらて困っている」

実力で周囲の疑念を振り払うことに期待だ。

今ドラフトの最後、256位で指名されたWRクインはキャッチの達人だ。114回捕球したなか、落球は2回のみ。スロットレシーバーとしての活躍が期待できる。

ニューヨーク・ジャイアンツ

1巡2位指名RBセイクオン・バークリーペン州立大学

2巡34位指名Gウィル・ヘルナンデステキサス大学 エル・パソ校

3巡66位指名LBロレンゾ・カータージョージア大学

3巡69位指名DTB.J.ヒル北カロライナ州立大学

4巡108位指名QBカイル・ローレッタリッチモンド大学

5巡139位指名DTRJ マッキントッシュマイアミ大学

ジャイアンツは1試合あたり15.4点で31位だった攻撃を、今オに大幅強化を図った。2位指名のRBバークリーは40ヤード4秒4の俊足と、ベンチプレス29回のパワーを併せ持つ選手。昨季54回捕球632ヤードとパスキャッチもこなす選手なので、QBイーライ・マニングのパスターゲットにもなりうるRBだ。マニング引退後のQBを指名すべきとの声もあったが、デイブ・ゲトルマンGMは「バークリーはドラフト内最高の選手。QB、レシーバー、OL全てに影響をもたらす素晴らしい選手」と絶賛し、ドラフト順のトレードや他の選手の指名は一切考えなかったという。

特にOLの強化が重点的に行われた。元ニューイングランド・ペイトリオッツLTネイト・ソルダーと、元ジャクソンビル・ジャガーズGパトリック・オマメを獲得。ソルダーはQBトム・ブレイディのブラインドサイドを守ったリーグ屈指のT。オマメは昨季ラン攻撃1位のジャガーズOLで先発を務めた選手だ。さらにドラフトでは2巡34位でGヘルナンデスを指名。UTEPは昨季全敗だったが、ヘルナンデスはAP通信のオールアメリカ2軍に選出され。コンバインでの37回のベンチプレスはOL中最高だった。バークリーは15ヤード以上のランが19回と2番目に多かった一方、短い距離を稼ぐランは得意としていない。OLの強化は、バークリーにとっても明るい要素だ。