身長172cmとやや小柄ながらフルスイングが信条の吉澤一翔内野手(2年・大阪桐蔭)の2本塁打で早大が明大に3対2と逆転勝ちした。

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 1本目は2回。明大・森下暢仁投手(3年・大分商)のストレートをフルスイングすると打球はレフトスタンド中段に飛び込む先制ソロ本塁打となった。試合の無かった先週に森下の映像を見て、狙いを定めていたストレートを豪快に運んだ。 
 2本目は、8回。森下と越智達矢外野手(4年・丹原)のタイムリーで逆転を許したが、点差はわずか1点の場面。カウントは3ボール0ストライクだったが、森下のカウントを取りに来たストレートをフルスイングして再びレフトスタンドに叩き込んだ。身長は決して大きくはないものの、鍛治舎巧監督(前秀岳館、現県岐阜商)が率いていた大阪・枚方ボーイズと大阪桐蔭時代から培ってきた力強いスイングを遺憾無く発揮した。

「体の大きさが普通だからこそ、フルスイングを心がけています」と話す吉澤

 この援護をもらったエースの小島和哉投手(4年・浦和学院)は「出来は全然良くなかった」と振り返りながらも、粘りの投球で2失点完投勝利。今季は主将を務めるだけに「(内容はどうあれ、まず)最後に勝っていれば良いと思ってやっているので」と、今季初勝利に安堵の表情を浮かべた。

浦和学院時代にセンバツ優勝投手となった小島。早大でも全国制覇を目指し巻き返しを図る

★早稲田大vs明治大1回戦
早大 010000020=3
明大 010001000=2
【早】○小島—岸本
【明】●森下暢、磯村−氷見
本塁打:早大・吉澤(2回ソロ、8回2ラン)

◎早稲田大・高橋広監督
「小島は悪いなりによく粘り切ってくれましたし、岸本も良いリードをしてくれました。吉澤もよく打ってくれました。2本目はカウントがノースリーからですが、(「待て」などのサインは)出していませんでした」

文・写真=高木遊