4月14日、東京六大学野球春季リーグが開幕。昨秋優勝の慶應義塾大が15対0で東京大に大勝で好発進した。 ハイライト動画はこちら! 開幕戦にも「緊張はしなかった」という高橋亮吾が落ち着いた投球を見せた 開幕戦の先発を初めて任された慶大の右腕・…

4月14日、東京六大学野球春季リーグが開幕。昨秋優勝の慶應義塾大が15対0で東京大に大勝で好発進した。

 

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開幕戦にも「緊張はしなかった」という高橋亮吾が落ち着いた投球を見せた

 開幕戦の先発を初めて任された慶大の右腕・高橋亮吾投手(3年・慶應湘南藤沢)が序盤からストレートとスライダーなどの変化球を織り交ぜた投球に加え、味方の堅い守備にも背中を押され、8回1安打無四球無失点。三振も11個を奪った。それでも「調子がゼロからイチになったくらいです」と細かなコントロールの精度に満足はいっていない様子だったが、「無四球で抑えられたのは良かったです」と淡々と話した。
 打線は今季からレギュラーになった選手が多かったものの14安打15得点を挙げた。嶋田翔内野手(2年・樹徳)が先制打など4打点、内田蓮内野手(4年)が初本塁打、出場した福井章吾内野手(1年・大阪桐蔭)が代打で適時打を放つなど躍動が目立った。
 一方大敗を喫した東大・浜田一志監督は「0点の内容。今季はこういう試合が半分はあるかもしれません」と覚悟しつつ「それでも勝つチャンスはあると思っています」と前を向いた。

★慶應義塾大vs東京大1回戦
東大 000000000=0
慶大 21011019X=15
【東】●宮本、小林、川口、野村—三鍋、福井
【慶】○高橋(亮)、長谷部—郡司、植田(将)
本塁打:内田《5回ソロ》

◎慶應義塾大・福井章吾内野手(1年・大阪桐蔭)
「チャンスで回ってきたので初球から振りに行こうとした結果です。3ボール1ストライクだったので、ストレートにある程度張っていました」

文・写真=高木遊