1月30日

なぜランパスオプションに代表される、カレッジフットボールの戦略を取り入れた?

ピーダーソン いつ、というのはカンザスシティーでアレックス・スミスをコーチしていたこときかな。フィラデルフィアにくると、カーソンがいて、チップ・ケリーに、ランパスオブションを指導されたことのあるニックもいた。NFLではいつでもできるわけじゃないけど、若い彼らのスタイルを捨ててしまうのは勿体ないと思った。そして、実はランパスオブションは攻撃の一部でしかないんだ。

相手は一時代を築いているチームで、イーグルスはアンダードッグと言われているが?

ピーダーソン 選手たちはあまり記事を読まずに、とにかく相手を見ているよ。邪魔されないように、私たちがどうプレーするかだ。

プレーオフに入ってからフレッチャー・コックスが好調だが?

ピーダーソン フレッチャーは非常に大切な選手。彼がいるとDL自体が早く、力強くなる。他の選手にも言えることだけど、レギュラーシーズン中は淡々と試合をこなすが、プレーオフに入ると、一戦、一戦集中するからね。今季もあと少しとわかっているからこそ、全力でやっているのも影響しているよ。

2000年にはクリーブランドのQBとして、ビル・ベリチック率いるペイトリオッツに勝利しているが、どう記憶している?

ピーダーソン あれはいい思い出の一つ。負傷者が多くて、あまりチームは良い状況ではなかった。当時ビルはすでにHCとして頭角を表していたし、確実にQBとして一つ、達成できたことだと思う。

ニック・フォールズがランパスオブションで成功しているが?

ピーダーソン ランパスオブションは選手としても、あまり接していたわけではないが、勉強してカーソンと上手くかみ合うようになった。何人かのアシスタントコーチがランパスオブションに明るかったのにも、助けられた。一つの作戦に固執せずに、選手に合わせたことが秘訣かな。

第3週のジャイアンツ戦がイーグルスにとって一つのターニングポイントとなったように見えたが?

ピーダーソン そうだね。第2週のチーフス戦に負けて、おそらく昨季のチームなら第3週も負けていた。勝ち筋を見つけられるチームになった。最後はいいパスでFGに繋げられたね。年間を通して言って来たことだけど、コーチは最後が肝心。負傷もあったが、なんとかして道を見つけないといけない。昨季から変わったことだよ。

1月31日

幼少期は父からコーチングを受けていたそうですが、父から学んだことは?

ピーダーソン 愛故に厳しい父で、とても要求が高かった。おそらく、息子である私達兄弟には余計に厳しかった。コーチングの際は、愛故に厳しい彼のスタイルを取り入れているよ。彼のポジティブかつ、慎重なスタンスも私に影響している。今でもフィードバックがあるよ。

選手たちは最高のチームだと賞賛しているが、コーチ自身はチームをどう表現する?

ピーダーソン まず、彼らがそう言ってくれるのは嬉しいかぎり。選手として14年すごした経験が、彼らとの親密な関係を築くきっかけになった。親密でありながらも、彼らは言うことを聞いて、お互いを信頼してくれた。なんとかここまで来られたよ。

恐れを知らないプレーコーラーと言われているが、この大舞台でもそれを維持できる?

ピーダーソン できたらいいと思う。そうやってここまで来たからね。恐れを知らないわけじゃないけど、組織全体を信頼している。私が1人で判断するわけじゃなくて、周りと相談して、自信を持った上でプレーコールをしている。普段通りできたらいいと思っている。

ペイトリオッツのラン守備がここ数週間、強力だが?

ピーダーソン どのように試合がはじまっても、こちらが成功させたプレーを止めるように調整してくるだろうね。ジャクソンビル戦では、前半こそジャクソンビルが隙を突いていたけど、ペイトリオッツのSやCBの位置を変えることで、隙が消えていた。スーパーボウルでは一手先を読んで、こちらが調整しないといけないだろうね。

2月1日

今日の練習、休憩後の後半の練習で集中を欠いていたが、チームには何を伝えた?

ピーダーソン まず、もうここに着いてから数日が経過して、練習が精彩を欠くのは仕方のないことだと、選手には話した。私にとっては、リーダーシップをとっている選手たちと話して、コーチ陣とも話して、纏めて喝を入れただけさ。もう今季もほぼ終わりで、もちろん練習の方法はわかっているし、ただ練習の大切さを再確認したかった。

ベリチックとブレイディのように、18年間ウエンツか、フォールズとコンビを組めたらと思うことは?

ピーダーソン それは素晴らしいね。1人の時にたまに想像するよ。NFLでいいQBと、周りに才能溢れる選手がいたら、長いキャリアになるからね。彼らの成功は本当に輝かしいし、尊敬している。カーソンと私もそうなれたらいいよ。

イーグルスのラン守備は強力だがペイトリオッツのランをどう見る?

ピーダーソン ペイトリオッツのRBは爆発力があって、怖い存在。また、様々な役割をこなすことができる。バックフィールドからのラン、エンプティーではレシーバーとしてラインナップする。素早くて、すぐにタックルする必要がある。深いパスにも長けて、ダブルムーブも使いこなすから、挑戦になると思う。

チームは負傷が多かったが、どう立ち直らせた?

ピーダーソン 選手のおかげだよ。プロボウルに選出されたことのある選手が倒れて、特に長期契約を結んだ、チームを束ねるベテラン選手が倒れたのは辛かった。私にとっては、もう代わりとなる選手を育てるしかなかった。ジェイソン・ピーターズや、ダレン・スプロールズ、カーソン、彼らが倒れたのは本当に辛いことだった。しかし、明日は来るんだ。そして、明日プレーできる選手を準備させないといけない。それが年間を通しての私の方針だ。

※プレーオフのレビューと第52回スーパーボウルの見どころはHUDDLE MAGAZINE(ハドルマガジン)2018年2月号Vol.38に掲載しています。

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