現地1月30日

今季はいいスタートを切れたとは言い難く、ご自身も「新しい選手もいて、まだ時間のかかる部分がある」と言っていたが、今スーパーボウルにまで勝ち進んだチームを誇りに思っている?

ベリチック ああ本当に誇りに思っているよ。毎日成長しようという意気込みを感じた。本当に日に日に、いや、毎時間、会うたびに良くなっていったよ。急によくなったわけじゃなくて、何ヶ月もかけて少しずつよくなった。だからこそ誇りに思っている。攻撃、守備、スペシャルチーム全てが勝利に貢献できる、スーパーボウルに相応しいチームだと思う。

今季は、昨季までとは戦い方に違いがあるように見えたが?

ベリチック 毎年違うが、今季は特に他のチームから移籍してきたベテランが多かった。2001年と似ていたかな。移籍組、生え抜き組問わずにベテランがよく働いてくれた1年だった。逆に若手はあまり活躍しなかったかな。そこが違ったと思う。いい悪いじゃなくて違った。

心身ともに強く、ここまで辿り着いたイーグルスというチームについては?

ベリチック 相手を圧倒して勝つゲームの多かった強いチームだと思う。10点以上差をつけて勝つ試合が多く、20点差以上つけた試合もあった。堅守と爆発的な攻撃力を兼ね備え、キッカーも上手くて、3つ全ての面で強いチームだと思う。勝負所で、必ず決めてくる印象がある。第4ダウンとかね。とにかくいいチームでここまで勝てたのにも頷ける。

6度目のスーパーボウルタイトルに挑むことになるが、まだ余力は残している?

ベリチック きっとね。スーパーボウルに出られることはわくわくするし、ここまでも何回も試練は乗り越えて来たけど、イーグルスは強いチーム。イーグルスもそうしてくるだろうけど、私のチームには一番いいゲームをして貰いたい。とても楽しみだよ。

現地1月31日

ブランディン・クックスが1年でチームに馴染んだことは、トム・ブレイディも認めているが、彼をどう評価する?

ベリチック ブランデンは様々なスキルセットを持った選手。長いパスも、中距離のパスも、キャッチアンドランもできる、頭のいい選手だ。マクダニエル攻撃コーディネーターや、トムの要求に一生懸命答えていたよ。

移籍してきたベテランの多い中、デビン・マコーティーは生え抜きのベテラン選手だが、彼のチームでの役割は?

ベリチック 見ての通りだが、全ての分野で秀でている。チームのキャプテンもしてくれたし、尊敬もされている。試合中だけでなく、映像で研究するときや、練習中もリーダーとして貢献してくれている。CB、SS、FS全部経験し、スペシャルチームにも出てくれている。彼の貢献を語り尽くすことはできない。他のどの選手よりも指導したことを光栄に思う。

ペイトリオッツのOLは毎年強いが、昨季からチームに復帰した、ダンテ・スカーネキアOLコーチへの信頼と、彼の貢献は?

ベリチック ダンテは本当に仕事をよくこなしてくれる。96年に彼と仕事をした時からずっと、1番最初に到着する人だよ。若手の育成が上手く、NFLに入りたての選手に基本やスキームを教え込んでくれる。10年以上プレーしているベテランも上手く指導するよ。ブロックのスキームを組み立て、負傷や、相手に応じての試合中のアジャストメントも、早くて的確。スタッフ内のリーダーとしても動いてくれる。多くを語るわけではないが、彼自身が模範となっている。私を含めてね。

現地2月1日

ウェズリアン大学時代の選手としてのご自身のスカウティングレポートをするとしたら?

ベリチック 話にならない。コーチの方が向いている。当時の指導者にも言われたよ。フットボールでも、ラクロスでもね。

試合をしていると様々な状況があるが、どう対応している?

ベリチック コーチとしてできることは、どんなシチュエーションにも選手が対応できるよう、準備すること。QBや守備のリーダーが何をするか全くわかっていなかったら、コミュニーケーションが取れないからね。全員を準備させることが一番の準備。逆に全員がわかっていなかったら、チームが崩壊する恐れもある。ミーティングをいちいちする時間はないということ。

ブレイディは歴代最高のQBと言われているが?

ベリチック ブレイディ以外のQBは考えられない。彼がチームにいて嬉しいよ。

息子のスティーブ・ベリチックはアシスタントコーチとしてどう貢献している?

ベリチック 素晴らしいよ。正式にスタッフとして雇用してない頃から、ずっとね。私の視野を広げてくれたし、彼は選手と年齢が近いから、選手たちの要望がよくわかっている。アシスタントコーチとして、私には見えないことをやってくれる。

ペイトリオッツは、スカウティングが優れているが、どこでその技術を磨いた?

ベリチック クリーブランドで、マイク・ロンバルディと培った。そこでスカウティング施設を立ち上げたんだ。ジム・シュワルツや、オブライアンコーチと言った素晴らしい人材がそこにいた。そこで積み上げたものから、どう評価するか、どう彼らを知るかを作り上げた。

※プレーオフのレビューと第52回スーパーボウルの見どころはHUDDLE MAGAZINE(ハドルマガジン)2018年2月号Vol.38に掲載しています。

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