<現役ドラフト>◇9日プロ野球の現役ドラフトが9日に実施され、阪神井上広大外野手(24)がロッテに指名された。履正社(大…
<現役ドラフト>◇9日
プロ野球の現役ドラフトが9日に実施され、阪神井上広大外野手(24)がロッテに指名された。履正社(大阪)時代に監督だった岡田龍生氏(64=現東洋大姫路監督)も教え子の移籍に「違う環境でできるので頑張ってほしい。チャンスかなと思いました」とエールを送った。
岡田氏は活躍を期待する一方で、激励の言葉も忘れなかった。「出て活躍しないと給料も上がらない。来年1年が勝負くらいの気持ちでやらないといけないと思う」。移籍1年目で、高卒7年目を迎える来季は勝負の年になるとハッパをかけた。
井上は高校3年だった19年には岡田監督のもとで夏の甲子園で全国制覇も経験。決勝戦では星稜(石川)の奥川恭伸(現ヤクルト)から3ランを放つなど、高校通算49本塁打とパワーが持ち味だ。岡田氏は高校時代の井上を振り返り「井上はホームランバッターで飛距離も桁違いだった。安田(尚憲)よりかは飛ばす力はあった」と太鼓判を押した。
ロッテには井上の2学年先輩で同じ履正社出身の安田尚憲内野手(26)が所属。岡田氏は「同じ学校で同じチームになる。2人でクリーンアップを打ってくれたら」と期待を寄せた。