常葉大橘高女子サッカー部からWEリーグ・AC長野パルセイロ・レディースに加入するFW松浦芽育子(3年)が9日、同校で入…

 常葉大橘高女子サッカー部からWEリーグ・AC長野パルセイロ・レディースに加入するFW松浦芽育子(3年)が9日、同校で入団会見を行った。松浦は「何不自由なくサポートしてくれた家族、友人、先輩後輩に恵まれ、サッカーを続けることができました。ここからが新たなスタートになりますが、成長し続けていきたいと思います」と決意を述べた。

 焼津市出身で、常葉大橘中から同校へ進学。入学当初からエースストライカーとして活躍し、2年時にはU―17アジアカップの日本代表に選出された。3年では全国県総体の決勝で、強豪・藤枝順心を2―2からのPK戦の末に破り、チームを14年ぶりの優勝に導いた。続く東海大会では3連勝し、自力では初となる高校総体(8月)出場を決めた。同大会では左足甲を痛めてフル出場はできなかったが、準優勝に貢献した。青木寿人強化部長は「攻撃的ディフェンス、視野の広さ」が持ち味だと評価する。

 12月末に開幕する全日本高校女子選手権(兵庫)が高校生活最後の舞台となる。目標は悲願の全国初優勝。クラブ内定者として他校から厳しいマークを受ける立場だが、松浦は「その中でも活躍できる選手が、これからも残れる選手だと思うので、結果を残していきたい」と意気込む。「1試合1点以上がマストです」。高校生活の有終の美を飾る覚悟だ。

 ◆松浦 芽育子(まつうら・めいこ)2007年6月23日、焼津市生まれ。18歳。競技は港小1年から。ラガッツァ焼津―常葉大橘中。164センチ、55キロ。血液型A。家族は両親と兄。