◆香港スプリント・G1(12月14日、シャティン競馬場、芝1200メートル) JRA海外馬券発売対象の香港国際競走(14…

◆香港スプリント・G1(12月14日、シャティン競馬場、芝1200メートル)

 JRA海外馬券発売対象の香港国際競走(14日、シャティン競馬場)に出走するカーインライジング(セン5歳、デヴィッド・ヘイズ厩舎、父シャムエクスプレス)が9日、現地で追い切りを行った。現地で取材するフリーライターの土屋真光氏がリポートした。

 カーインライジングは、10月にオーストラリアでジエベレストを制覇。その1か月後には、地元でジョッキークラブスプリントに出走し、盤石の走りで1着となった。

 強行軍の意図をD・ヘイズ調教師は「シドニーでは何もかもがうまくいきました。カイバ食いも減るどころか、帰国してもむしろよくて、これは太目残りにならないように、1回使ったほうがいいな、と思っての出走でした。レースに勝る調教はないですからね」と説明した。

 先週木曜日には芝コースで追い切りを消化。そして当該週の水曜日にオールウェザーで最終追い切りを行った。「レースも使っていますし、先週芝でやったので、ハードな調教は不要です。動きは文句のつけようがないですよ」。追い切りに騎乗したパートンもうなずく。そして「この状態を維持できれば不安はありませんよ」と力強く言い切った。