◆J2昇格プレーオフ▽準決勝 FC大阪1―0金沢(7日、Axisバードスタジアム) サッカーJ3は7日、J2昇格プレーオ…

◆J2昇格プレーオフ▽準決勝 FC大阪1―0金沢(7日、Axisバードスタジアム)

 サッカーJ3は7日、J2昇格プレーオフ(PO)準決勝2試合が行われ、FC大阪が金沢を1―0で下した。今季12得点を挙げたFW島田拓海(29)が、後半15分に決勝点をたたき込んだ。決勝・宮崎戦は14日、鳥取・Axisバードスタジアムにて行われ、引き分け以上でJリーグ参入3季目にして初の昇格が決まる。

 攻めの姿勢を貫いた。試合開始からラインを押し上げ、選手同士の距離感もコンパクトにしてプレー。金沢の圧にも屈せず、スタイルを突き通した。後半15分、クロスの折り返しに反応し、FW島田がダイビングヘッド。「試合前から1点でも取ってチームを楽にしようと思っていた」と、決勝ゴールを誇った。

 昨季はリーグ6位で昇格POに進出。初戦の富山(3位)戦を1―1で引き分け、大会規定により敗退。今季は3位で臨むPOだが、引き分けでも、という考えはない。藪田光教監督(49)は「変に考えるのは危険。勝ち点はないですが、勝ち点3を取ると選手に伝えて、自分にも言い聞かせて臨んだ」。見事に勝ちきり、今季最長タイの公式戦3連勝を飾った。

 ホームの花園第一グラウンドは全国高校ラグビー大会に向けた芝の養生のため使用できないが、チーム状態も上向きで迎える。再び鳥取での大一番に島田は「期待していてください。絶対昇格します」と言い切った。白星による昇格しか見えていない。(森口 登生)