広島矢野雅哉内野手(26)が「孤独トレ」で巻き返す。広島・呉市内のクレイトンベイホテルで開催された「カープファンフェスタ…

広島矢野雅哉内野手(26)が「孤独トレ」で巻き返す。広島・呉市内のクレイトンベイホテルで開催された「カープファンフェスタくれ2025」に参加。トークショーで約400人のファンとふれ合い、来季にかける思いを語った。

「来年は必ずやり返します。(抱負は)143試合出ること。ゴールデングラブをとることです」

昨年は遊撃手のゴールデングラブ賞を受賞するなど大躍進したシーズンだった。しかし、背番号4に変更した今年は113試合に出場し、打率2割8厘。8月以降はスタメンを外れることが増えた。

悔しいシーズンを終えた矢野はすでに動き始めている。秋季キャンプにも参加したが、戻ってからも、広島市内で自らを徹底的に追い込んでいる。サポートしてくれる仲間はいるが、一緒に練習をする同僚の選手はいない。修行のような練習。決意は相当なものだ。

「自分を追い込むのをやりたいなと思って。例年以上に自分に厳しくしないといけない。1人でやった方がいいかなと」

打撃では1時間、置きティー打撃を休みなく実施したり、守備ではメジャーのプレーを画像で見て研究し、ひたすら体の使い方、足の運び方を反復したり、精度を日に日に高めている。すべてが来季、巻き返すためだ。