「くら寿司トーナメントポップアスリートカップ2025」決勝 全国1750の学童野球チームが頂点を争う「第6回くら寿司・ト…
「くら寿司トーナメントポップアスリートカップ2025」決勝
全国1750の学童野球チームが頂点を争う「第6回くら寿司・トーナメント2025 第19回学童軟式野球全国大会ポップアスリートカップ星野仙一旗争奪」(くら寿司トーナメントポップアスリートカップ2025、NPO法人 全国学童野球振興協会主催)は7日、東京・神宮球場でファイナルトーナメントの準決勝と決勝が行われた。決勝戦は東北第一代表で2度目出場の常磐軟式野球スポーツ少年団(福島)が4-3で初出場の名古屋ドジャース(愛知)を下して初優勝を飾った。
準決勝で今夏の全日本学童大会マクドナルド・トーナメントで史上最多V8を達成した長曽根ストロングス(大阪)を延長10回の末に逆転サヨナラで撃破した常磐は、勢いそのままに序盤から畳みかけた。
初回、連続長短打に盗塁を絡めて無死二、三塁とし、村田琢真の投前へのバントが2ランスクイズとなり2点を先制。さらに1死二、三塁から齋藤慶季の二塁前へのスクイズに敵失が絡んで2点を加え、一気に4点をリードした。
2回以降は好機を築きながら得点を奪えなかったが、投手陣が踏ん張った。先発の奥山煌都が4回3失点。2番手の佐藤瑛介が2回打者6人を無安打に抑えて逃げ切った。
準決勝で越前ニューヒーローズ(福井)を6回サヨナラで下した名古屋は、初回1死三塁から西出倖太の二ゴロの間に1点。3回には2つの敵失で1点を返し、さらに大脇幸汰の左前適時打で1点差に迫ったが、なお2死満塁で後続が倒れて追いつけなかった。
常磐の天井正之監督は「初回はいい形でしたけど、その後はなかなか追加点が取れずに苦しかった。全国大会は甘くないですね。でも勝てて最高です」と笑顔。敗れた名古屋の蛯澤俊典監督は「選手はよく頑張りました。力は出し切りました」とナインの奮闘を称えていた。
【準決勝】
常磐軟式野球スポーツ少年団(福島) 4x-3 長曽根ストロングス(大阪)
名古屋ドジャース(愛知) 3x-1 越前ニューヒーローズ(福井)
【決勝】
常磐軟式野球スポーツ少年団 4-3 名古屋ドジャース(尾辻剛 / Go Otsuji)