<スペインリーグ・アラベス1-0Rソシエダード>◇6日◇第15節◇メンディソローサ【ビトリア(スペイン)=高橋智行通信員…

<スペインリーグ・アラベス1-0Rソシエダード>◇6日◇第15節◇メンディソローサ

【ビトリア(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードのMF久保建英(24)はアウェーのアラベス戦に先発し、0-1の後半33分に退いた。チームは前半追加タイムにPKで失点し、そのまま敗れた。

セルヒオ・フランシスコ監督は試合後の記者会見で「前半は相手にプレゼントしてしまったと思う。我々はまったく別のチームのようになってしまっていた。ただ事態が動くのを待ち、セカンドボールへの対応も悪く、前半はほぼ自陣でプレーしていたんだ。本来の自分たちではないようだった。我々は物事が起こるのを待っているだけだったが、私はいつも積極的に行動を起こすよう話している。勝利を求めにいく必要があったにもかかわらず、それができなかった」と振り返った。

1点ビハインドの後半からは反撃したものの無得点。指揮官は「ハーフタイム以降、状況が変わっていた。プレーを組み立てると同時にアラベスを自陣に押し込んだ。そして、よりスピーディーにプレーして前に行くことを求め、ゴールを狙っていった。この試合は引き分けで終わってもおかしくないほどの接戦だったが、前半のプレーが後味の悪いものとなったと思っている」と話した。

好調のバレネチェアを先発起用しなかった理由については「試合に先発できるコンディションでなかったというのが主な理由だ。我々はベストの方法を模索したが、今日も途中出場となった。彼は我々にとって決定的な役割を果たせる選手だが、先発できる状態ではなかったんだ」と説明した。

PKの判定については「私はあのプレーは見ていないが、あのようなハンドでは、何が起こるのか考えてしまうことがよくある。確かにアリッツ(エルストンド)の手はあのようになっていたが、決して意図的ではない。私はあのプレーを見ていないが、VARの判断で笛が吹かれるかどうかが決定し、今回は笛が吹かれたんだ。しかしもちろん、あのプレーで負けたわけではない。あれは試合の一部だ。問題は、ハンドが取られる場合と取られない場合について誰も理解していないことであり、それは上層部の判断に委ねられている」と述べた。