元広島の佐々岡真司氏(58)と西山秀二氏(58)が、6日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」(土曜午後5時)に出演…
元広島の佐々岡真司氏(58)と西山秀二氏(58)が、6日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」(土曜午後5時)に出演し、“気まずすぎる思い出”を振り返った。この日のテーマは「プロ野球名?迷?コンビ」で、バッテリーとして活躍した2人が登場した。
佐々岡氏はプロ1年目にスライダーを武器に2桁勝利、17セーブをマーク。2年目には先発で17勝を挙げてリーグ優勝に貢献し、沢村賞も獲得するなど順風満帆のスタートを切った。
しかし4年目のシーズン前、オープン戦で異変が起きた。西山氏が「カランカラン打たれるんですよ」とスライダーに違和感を覚えて問いかけると、佐々岡氏は「投げ方を忘れた」と告白した。
当時はキャンプで1日200~300球の投げ込みが当たり前。佐々岡氏は「スライダーを投げすぎると横回転になるので、直球とカーブだけで投げ込んでいた」と説明。ところが実戦で久々にスライダーを投げると、縦に落ちるはずのボールが「横に滑るようになった」と思うように操れなくなっていたという。西山氏も「そこから急降下ですよ」と振り返り、その年の成績は5勝17敗に終わった。
スタジオでは「17敗」にゲスト陣も戦慄(せんりつ)。佐々岡氏は「17敗って普通は投げさせてもらえないでしょ。でも2軍に落とされなかった」と当時の心境を明かした。
そのシーズンには忘れられない出来事もあったという。1回1/3で降板した試合後、西山氏が「これ以上悪いことはないよ。次がんばろう」と声をかけたが、次の登板ではまさかの“1死も取れずに降板”。さすがに声をかけづらく距離を置いていた西山氏だが、球場内でばったり遭遇。すると佐々岡氏から「おまえ、もっと悪なったやないか!」と突っ込まれたことを明かし、スタジオは笑いに包まれた。