◆明治安田J1リーグ▽第38節 鹿島2―1横浜FM(6日・メルスタ) 鹿島が横浜FMを2―1で下し、9シーズンぶり9度目…
◆明治安田J1リーグ▽第38節 鹿島2―1横浜FM(6日・メルスタ)
鹿島が横浜FMを2―1で下し、9シーズンぶり9度目のJ1制覇を果たした。主要タイトル通算21冠目となり、Jクラブ最多を更新した。鹿島OBの鈴木隆行氏が、今シーズンの鹿島の戦いを振り返った。
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今季の鹿島はとてもまとまっていて、一丸となったいいチームだった。実績十分の鬼木監督が来て、選手「あとは自分たちがやるしかない」って空気になったことが1番大きかったのではないか。
鹿島で2年先輩だった鬼木監督は、すごくいい選手だった。最初から最後まで全力で戦う選手で、技術も高かった。ハードワークもするし、鹿島らしい選手だった。性格も今と全然変わらず、人がいいし、明るいし、思いやりもある、人の良さは間違いない方。選手だけでなく、クラブOBのコーチ陣も含め、みんなが鬼木監督の力になりたいって思えたはずだし、そうしてチームが一丸となって戦える状況を作れていた。
鈴木優磨は、リーダーとしての成長をすごく感じる1年だった。鹿島をなかなか勝たせられず「今年勝たなきゃいつ勝つんだ」って気持ちで臨んでいたと思う。攻守両面でハードワークできて、彼ほどユーティリティーなFWはなかなかいない。能力的には日本トップの選手だと思う。