阪神工藤泰成投手(24)が19日、球団事務所で契約更改交渉に臨み、420万円から2倍になる年俸840万円でサインした。こ…
阪神工藤泰成投手(24)が19日、球団事務所で契約更改交渉に臨み、420万円から2倍になる年俸840万円でサインした。この日が24歳の誕生日だった。
育成ドラフトで入団し、3月に早くも支配下登録された。最速161キロの剛球を武器に開幕当初からブルペン要員に加わり、18試合登板で防御率3・31の成績。インパクト十分のデビューだったが次第に出番は減った。
「すぐ支配下になるところまではよかったけどプロの厳しさを実感した。課題はやっぱり制球力。調子の波を作らないようにしないと」と反省が勝った。
藤川球児監督(45)が台頭を待望する「右の速球派」の筆頭格だ。秋季キャンプでは1日300球の投げ込みなどで、脱皮のヒントを得た。ウエートトレで鍛え上げた筋骨隆々の体がパワーの源だが、監督から筋肉のつけ方を助言され、意識を少し変えた。
「下半身を使うのがあまり得意ではないので、右足に(体重を)残せる筋肉だったり、しっかり地面の反力をもらえる、それに耐えられる筋力をつけたい。これまでは全身、まんべんなくでしたけど、今年の冬は下半身に重点を置いて頑張ります」とプランを披露した。(金額は推定)