16日まで韓国との強化試合に2戦連続先発フル出場した広島佐々木泰内野手(22)が18日、日南秋季キャンプに再合流した。早…

16日まで韓国との強化試合に2戦連続先発フル出場した広島佐々木泰内野手(22)が18日、日南秋季キャンプに再合流した。早出練習からウエートトレーニングを行い、全体練習後には特打を行った。

侍では2戦連続適時打と結果を残しただけでなく、巨人岡本からアドバイスを聞くなど収穫が多かった。何より一線級の選手たちとプレーしたことで得た経験は、大きな刺激となっている。「侍の選手を見てもスイング力はすごいトップレベル。自分にはまだスイングの力が足りないと感じた。もう1回、そこを磨こうと、そのテーマでやっている。まずは強く振ることを今日のフリー打撃では意識した」。フリー打撃やロングティーでは1スイングも力を抜くことはなかった。フォロースイングのときに踏み込んだ左足のつま先がめくれるほど、スイングに力強さがあった。

国際舞台で好結果を残して帰ってきた佐々木に、新井監督は「持っている」と認めつつ「今回はサポート要員だったけど、ゆくゆくはフルメンバーの代表入りできるように、まずはここで頑張ってほしい」とさらなる成長を期待した。佐々木も近い将来の侍入りの目標を口にする。「日の丸を背負って、改めて格好いいなと感じた。WBCやプレミアだと、またさらに緊張感や熱も変わってくると思う。自分も将来そういう大会に出られるように頑張りたいという思いは強くなりました」。今回は追加招集という形だったが、近い将来に侍のレギュラーとして選出されるよう、自己鍛錬して過ごしていく。【前原淳】