<明治神宮大会:神戸国際大付-九州国際大付>◇19日◇高校の部◇決勝◇神宮明治神宮大会王者をかけて神戸国際大付(近畿・兵…

<明治神宮大会:神戸国際大付-九州国際大付>◇19日◇高校の部◇決勝◇神宮

明治神宮大会王者をかけて神戸国際大付(近畿・兵庫)と九州国際大付(九州・福岡)が19日決勝で激突する。両校ともに同大会では初の決勝進出。どちらが勝っても初優勝となる。

もう1つ、決まるものもある。来春センバツでの「神宮大会枠」の地区が決まることだ。準決勝終了時点では近畿地区か九州地区かの2地区に絞られた。

近畿地区の一般選考枠は6。4強入りした神戸国際大付、智弁学園、大阪桐蔭、滋賀学園は選出確実な状況だ。ベスト8で敗退した学校のうち、東洋大姫路と近江はともに8回まで同点でサヨナラ負け。1歩リードしているといえるだろう。

残りの8強敗退校は奈良2位の天理と奈良3位の橿原学院。天理は1回戦で彦根東に7回コールド勝ちしたが、準々決勝で大阪桐蔭に0-10で6回コールド負けと大敗を喫した。一方の橿原学院は1回戦で龍谷大平安に3-2と逆転勝ちしたが、準々決勝では優勝した神戸国際大付にノーヒットノーランを食らった。ただ、強打の神戸国際大付には3点に抑えて粘った。天理は春夏甲子園57度出場の名門で、橿原学院は甲子園出場0だ。準々決勝での戦いだけを比較するとコールド負けかノーヒットノーランになる。

九州地区の一般選考枠は4。順当なら4強入りした九州国際大付、長崎日大、神村学園、熊本工が選出されるだろう。偶然にも各県の1位校となった。ただ、「5枠目」となると予想が難しい。

準々決勝は熊本工6-1日本ウエルネス(沖縄2位)、長崎日大4-1小林西(宮崎1位)、神村学園4-1沖縄尚学(沖縄1位)、九州国際大付5-0長崎西(長崎2位)。3点差2試合、5点差2試合と拮抗(きっこう)していた。

各県の1位を尊重するとなると、宮崎王者の小林西と沖縄王者の沖縄尚学がやや優勢か。仮に沖縄尚学が選出されれば、今夏日本一に大きく貢献した末吉良丞(りょうすけ)新垣有絃(ゆいと、とともに2年)も再び甲子園で見られる可能性もあり、盛り上がること間違いなしだ。

決勝戦は19日午前10時開始予定。