ボクシングWBO世界フライ級4位の桑原拓(30)=大橋=が、12月17日の世界戦興行(両国国技館)で同級王者アンソニー…
ボクシングWBO世界フライ級4位の桑原拓(30)=大橋=が、12月17日の世界戦興行(両国国技館)で同級王者アンソニー・オラスクアガ(26)=米国=に挑戦することが17日、発表された。トリプル世界戦となる。昨年5月、当時WBA同級王者ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に敗れて以来2度目の世界挑戦となる桑原は横浜市で会見し「ふがいない経験を生かし、覚悟を持って強い王者に必ず勝つ」と決意を込めた。
当初挑戦予定だった同級13位の飯村樹輝弥(帝拳)が負傷で辞退したことによりチャンスが到来し、二つ返事で出撃を決めた。5月にはアキレス腱部分断裂を負ったが、1カ月半後に練習を再開。「ケガする前より脚の状態がいい」と強調し「下馬評では不利だが、(強い)相手に勝ってこその王者。下克上でひっくり返す」と闘志を燃やした。