オリックス古田島成龍投手(26)がパワーアップで“新田島”宣言だ。9月に右肘クリーニング手術を受け、リハビリに励む。10…

オリックス古田島成龍投手(26)がパワーアップで“新田島”宣言だ。9月に右肘クリーニング手術を受け、リハビリに励む。10月末にネットスローを再開し、17日は大阪・舞洲の球団施設で30メートルほどのキャッチボール。「やっと腕は振れてきているのかな。距離を伸ばして、強度もちょっとずつ上げつつ、12月中にはブルペンに。思いっきり投げても怖くないところまでいきたい」と見通しを立てた。

1年目の24年には50試合に登板して防御率0・79をマーク。一気のブレークを果たした。今季1軍登板は7月12日の日本ハム戦(エスコンフィールド)を最後に登録抹消。20試合の登板にとどまった。「もちろん(手術を)やるからにはそうじゃないとやる意味がないと思う」。古田島から“新田島”になるべく進化を誓った。

「どんどんいい選手が入ってくるし、トミー・ジョン組(吉田、宇田川、小木田ら)も戻ってくるし、もっと(競争は)厳しくなる」

決して焦らず、繰り返さないことを第一に、リハビリの段階を上げていく。「ブルペンを支えるという思いを持って。投げられる体力をつけたい」。剛腕が完全復活から優勝へと導いてみせる。【村松万里子】