日本代表(FIFAランキング19位)は18日、東京・国立競技場で、国際親善試合のボリビア戦(同76位、18日)を戦う。試…

日本代表(FIFAランキング19位)は18日、東京・国立競技場で、国際親善試合のボリビア戦(同76位、18日)を戦う。

試合を控えた17日、同所で公式会見に臨んだボリビア代表のオスカル・ビジェガス監督が、かつてボリビアを率い、14日に72歳で亡くなったハビエル・アスカルゴルタ氏を悼んだ。

会見冒頭、日本戦への意気込みを話した後に「話は変わりますけれどもこの場をお借りして追悼の思いを表したいと思います」と切り出し、こう語った。

「ハビエル・アスカルゴルタ監督が亡くなりました。彼は97年から98年にかけては、ここ日本でも横浜マリノスを率いていたことがあります。ボリビア代表を率いて、ワールドカップ(W杯)への出場を成し遂げたレジェンドとしてよく知られている方で、ボリビアサッカーに大きな変化をもたらした人でもあります。その彼の家族にお悔やみを申し上げるとともに、その彼が残してくれたボリビアサッカーにおけるレガシーを私たちが引き継いでいかなければいけないと感じています」

スペイン人のアスカルゴルタ氏は、ボリビアを94年W杯米国大会に初出場させた名将だ。「選手たちのメンタリティーに関して、自分たちも世界各国の代表と対等にやれるんだということを彼らに伝えた監督でした」とその功績をたたえた。

さらに彼の残し、ボリビアに伝わる名フレーズを紹介。「『サッカー選手がプレーするときは、人生をどう生きたかによってプレーの仕方も変わる。あるいはどうサッカーをプレーするかによって人生の送り方も変わる』といったニュアンスのフレーズがありまして非常にそういったところからも多くのことを学びました」と振り返った。

監督自身もアスカルゴルタ氏とは交流があったといい「何年か前に私が母を亡くしたときには、非常にサポートをしていただきました。人間味のある監督で、ボリビアでは非常に愛された存在です」と伝えた。

ボリビアは南米予選を7位で終えてW杯北中米大会のプレーオフに進出。アスカルゴルタ監督以来、31年ぶりの出場へ、国民の大きな期待を背負っている。